入社後90日の設計

管理職の転職で最も失敗が起きるのは、入社直後に変えすぎるときです。

このページの内容
  1. 最初の30日
  2. 31〜60日
  3. 61〜90日
  4. よくある失敗

最初の30日

やること:聞く。変えない。

・全メンバーと個別に話す。役職ではなく、実際に何をしているかを聞く
・数字の出どころを確認する。どの指標を、誰が、どう集計しているか
・暗黙の手順を書き出す。文書化されていない運用が組織の実体です
・前任者がなぜ替わったかを把握する

ここで得た情報が、後の判断の全部の土台になります。急いで成果を出そうとして飛ばすと、後で作り直しになります。

31〜60日

やること:1つだけ変える。

・最も効く1点を選ぶ。全部やろうとしない
・変える理由を説明する。説明のない変更は、抵抗を生みます
・元に戻せる形で始める。失敗したときに撤回できるかが重要

この時期に「新しい人は話を聞く人だ」という評価が固まると、その後の変更が通りやすくなります。逆に最初に強引に変えると、以後すべてに抵抗が出ます。

61〜90日

やること:仕組みにする。

・変えたことを手順に落とす
・指標を決める。何を見て良し悪しを判断するか
・次の3か月の計画を、上司と合意する

ここまでで「何をする人か」が周囲に伝わっていれば、立ち上がりは成功です。

よくある失敗

・前職の仕組みをそのまま移植する。前提が違うと機能しません
・キーパーソンを見誤る。役職ではなく、実務を回している人を見る
・上司との期待値がずれたまま進む。何を期待されて採用されたかを、初期に文字で確認する
・孤立する。管理職の転職は相談相手がいない状態になりやすい

そして想定と違った場合。試用期間中でも退職の選択肢はありますし、経歴の整理の仕方もあります。→ 入社直後の退職/短期離職の扱い

入社後90日は、成果を出す時期ではなく、受け入れられる時期です。先に変えようとすると、必要な情報が入ってこなくなります。→ これまでの経験の伝え方/管理職・マネジメント転職

管理職・マネジメント転職ガイドの記事一覧

一次情報の確認先

このページに書いたことは、以下の公的機関の公表情報で確かめています。制度は変わることがあるので、確かめた日を各所に書き、確認先も置いています。

次に見ておくガイド