残る場合の身の処し方
残ると決めたなら、あとはどう振る舞うかだけの問題になります。ここは事前に決めておけます。
いちばんの負担はどこか
年収の低下より、立場の変化のほうが日々こたえる、という声が多い領域です。
・かつての部下が上司になる
・会議で決定権がない
・情報が回ってこなくなる
・周囲が気を使うのが分かる
これらは制度上そうなるだけで、能力の評価ではありません。ここを混同すると、必要以上に消耗します。
先に決めておく3つ
自分の中で線を引く
①口を出す範囲を決める。聞かれたら答える、聞かれなければ言わない。この線を先に引いておくと迷いません。
②何で貢献するかを決める。実務、育成、対外的な信用、トラブル対応。1つ選べば十分です。
③いつまで働くかを決める。期限が決まると、日々の受け止め方が変わります。
やってはいけないこと
①過去の役職を持ち出す。「自分のときは」は最も嫌われます。
②新しい上司のやり方を否定する。本人にも、周囲にも。
③仕事を抱え込む。引き継がないと、結果的に自分の価値も上がりません。
④何もしない。手を抜くと、居場所そのものがなくなります。
逆に、頼まれたことを黙って確実にやる人は、役職の有無にかかわらず必要とされます。
残ることの価値
残る選択には、次の実利があります。
・雇用が続く。収入が途切れない
・退職金と企業年金の条件を維持できる
・勤続年数が伸びる
・人間関係と社内の勝手が分かっている
・転職活動を並行できる
最後の点は見落とされがちです。残りながら市場を見ておくのは、どちらの選択肢も残す方法です。決めるのは後でかまいません。
残ると決めたなら、次に考えるのは収入が下がった前提での組み直しです。役職定年は、たいてい60歳以降の再雇用の条件ともつながっています。→ 年収が下がる前提の生活設計/役職定年で何が変わるか
役職定年とキャリアのガイドの記事一覧
一次情報の確認先
このページに書いたことは、以下の公的機関の公表情報で確かめています。制度は変わることがあるので、確かめた日を各所に書き、確認先も置いています。