難しいのは事実。
ただし落ちる場所は決まっている
「未経験は無理」でも「誰でも入れる」でもありません。落ちるのは経歴が足りないからではなく、同じ経歴の出し方を間違えているからであることが多い。工程ごとに分けます。
どの工程で落ちるのか
まず「難しい」の中身です。厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)によると、経営コンサルタントの有効求人倍率は 0.4(令和7年度ハローワーク求人統計)。1人に対して求人が0.4件しかありません。平均年収は1,134.6万円、平均年齢は39.4歳(令和7年賃金構造基本統計調査)。報酬が高いのは、席が少ないからでもあります。(2026年9月17日確認)
そのうえで。「難しい」で止まっている人の多くは、どこで落ちているのかを分けていません。工程は4つしかありません。
| 工程 | 落ちる理由 | 代わりに出すもの |
|---|---|---|
| ①書類 | 「〜を担当」で終わる行が並んでいる。規模は書いてあるが自分が何を決めたかが無い | 「〜という理由で〜に決め、結果こうなった」の形に書き換える。3件でいい |
| ②ケース面接 | 正解を当てにいって、詰まると黙る | 前提を置き直して進める。「いま〜と仮定して進めます」と声に出す |
| ③志望動機・退職理由 | 前職の不満をそのまま言う。「成長したい」で終わる | 不満ではなくやりたいことで終える。ファームの系統を1つ名指しする |
| ④オファー面談 | 提示総額だけ見て決める | どのタイトルで入るかを確認する。レンジはそこで決まる |
①でつまずいている人がいちばん多い。経歴そのものより、書き方で落ちています。ここは自分で直せます。→ ケース面接の対策/面接で退職理由をどう話すか
自分はどの工程で落ちているのか、見てもらう
書類で落ちているのか、面接なのかで、直す場所が変わります。職務経歴書を見せれば1回で分かります。
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年齢別の現実的なライン
| 年齢 | 未経験での可能性 | 主に見られる点 |
|---|---|---|
| 20代前半〜半ば | 高い | 地頭・論理性・伸びしろ。第二新卒枠が使えます |
| 20代後半〜30代前半 | 十分ある | 前職で何を担当し、どんな成果を出したか。専門性の芽 |
| 30代後半 | 領域次第 | 特定業界・特定機能での実務経験。マネジメント経験 |
| 40代以上 | 限定的 | その業界のトップクラスの知見。即戦力としての持ち込み |
ここは一般論です。実際にはファームごとに採用方針が異なり、同じ年齢でも通る人と通らない人がいます。個別の可能性はエージェントに経歴を見せて確認するのが最短です。
自分の経歴でどこまで狙えるか、先に確認しておく
年齢と前職の組み合わせで結論が変わる以上、一般論を読み続けても答えは出ません。経歴を見せて「どのファームなら現実的か」を聞くのが早いです。
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前職別に見た通りやすさ
通りやすい傾向がある前職
金融(銀行・証券・保険の法人部門)、事業会社の経営企画・事業企画、SIerの上流工程、監査法人・税理士法人、商社の事業投資まわり。「数字を扱って意思決定に関わった経験」が共通しています。
ひと工夫が要る前職
営業職単体、販売・接客、技術職でも要素作業に近いもの。この場合は「業務改善を主導した」「予算を持って動かした」といった具体的なエピソードを、数字付きで整理できるかが分かれ目になります。
未経験で評価される3つの要素
1. 構造化して話せるか。面接では答えの正しさより、考える過程の筋道が見られます。
2. 数字で語れるか。「売上を伸ばした」ではなく「前年比118%、要因は既存顧客の単価が◯円上がったこと」まで言えるか。
3. 激務への納得感。コンサルの働き方を理解した上で選んでいるか。ここが曖昧だと早期離職リスクと見なされます。
面談前にやっておくこと
職務経歴を「担当業務」ではなく「課題→打ち手→結果(数字)」の順で3件分書き出しておくと、面談の密度が全く変わります。エージェント側もその情報がないと具体的な求人を出せません。
経歴を整理したら、そのまま面談へ
MyVisionはコンサル業界に特化しているため、ファーム別にどの経歴が刺さるかを前提に話ができます。
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よくある質問
- コンサル未経験だと年収は下がりますか?
- ケースによります。前職の年収水準とファームのグレードの組み合わせ次第で、上がることも一時的に下がることもあります。オファー時点の提示額は個別交渉になるため、相場はエージェントに確認するのが確実です。
- 英語ができないと無理ですか?
- ファームと部門によります。国内案件中心のチームであれば必須ではないケースもあります。
- 学歴は関係ありますか?
- 影響がゼロとは言えませんが、実務経験が積み上がっている30代では前職での実績のほうが重く見られる傾向があります。